NZ移住ガイド

ニュージーランドに移住したいと思ったときにまずやるべきこと3選

こんにちは、とのっちょです。

突然ですが皆さんは海外移住をしたいと思ったことはありませんか?移住の理由は人それぞれでしょうけど、単に移住したいなと思っても、それが実現可能かどうか、という点からわからなければ移住したいと思って終わってしまいますよね。

そこで今回は、私がNZに移住をする上で最初にやったことを3つご紹介します。

本記事は個人的な経験を共有するものであり、移民アドバイスを提供するものではありません。正確な情報はNZ移民局の公式サイト(https://www.immigration.govt.nz)または認定移民アドバイザーにご相談ください。

やったことその1、どうやったら永住権を取得できるかを確認する

私はNZへの移住より前にオーストラリアに移住をしようとして失敗したことがありますので、大体こんな感じかなと思って調査ができましたが、知らない人のためにやり方をご紹介します。

最終的にほしいビザは何?

NZの移民局では、どのビザを取得すべきか、というのを調べるツールが存在しています。

仮に以下のように設定して調べてみましょう。

すると以下のような選択肢が表示されます。

永住権と言ってもいくつかありますね。それぞれがどういうものかを軽く書きます。

  • Second or Subsequent Resident Visa
    レジデントビザを持っていたが、失効してしまった人が申請するVISA、そのためこれから日本から移住する人は申請ができない
  • Permanent Resident Visa
    Resident Visaを取得してから2年を経過した人が申請できるビザ。日本からの移住を目指す場合に最終的に目指すビザがこちらになります
  • Parent Resident Visa
    すでに現地に永住権を持った子供がいて、かつ子供の年収が一定以上の場合に申請できるビザ。これも今回は無関係です。
  • Refugee Family Support Resident Visa
    家族がNZで難民認定を受けて永住権を持っている場合に申請できるビザ。日本からNZに難民で行く人はいないので、これも関係ない

つまり、最終的にはResident Visaを取得して、2年経ったらPermanent Resident Visaを取得することがゴールということになります。

意外とややこしいResident Visaの話

そういうわけで、当面の目標としてはResident Visaの取得、ということになりますが、実はResident Visaと言っても様々なものがあります。検索結果です。

例えば医療関係で2年以上の職歴があり、かつ、特定の雇用主がいる場合はCare Workforce Work to Residence Visato言うビザが申請できたりします。

そうは言いましたが本当に申請可能かについては私からは責任を持ったことが言えませんので、自分がどのようにResident Visaを取得するか、については一度認定移民アドバイザーに相談することをおすすめします。

ここではSkilled Migrant Category Resident Visaを取得することを前提に書いていきます。

Skilled Migrant Category Resident Visaの要件を調べる

それでは、Compareにチェックを入れて、下の方にあるVIEWをクリックすると、要件が表示されます。その中にあるCriteria you must meetを確認しましょう。

これが申請時点で達成してなくてはならないことであり、達成できていないのであれば、申請はできないということになります。

まず、わかることとわからないことがあります。わかることの代表は年齢が申請時に55歳以下であることですが、この他の、ジョブオファーがあり6ポイントを取得していること、と、英語が喋れることの2点です。

そこで、下の方にあるVIEW DETAILS & APPLYをクリックしてください。すると以下のページに移動します。

この中でSkilled Migrant Category Resident Visa application guideと言うリンクがあるので開いてみましょう。

ここでステップバイステップにやることが書かれているので、これに従えばいいことになります。

日本人にまず最初にやってほしいことは英語の確認

さて、このガイドの10番目に英語力の証明という箇所があります。私は日本人にはここを最初に確認してほしいと思っています。

私も永住権を取る上で十分な英語のスコアが取れるなら移住をやろう、と家族と話したくらいに重要だからです。

では、英語の要件を確認しましょう。

このページの下の方に英語の試験と取得すべき最低スコアが記載されています。

ここでは英語の試験とスコアについて記載しましたが、他にも職歴や学歴でも証明可能なようです。例えば、指定された国でLevel8の学部を卒業しても証明にはなりますが、最低限このスコアを取得できていないと現地での英語で苦労する可能性があります。

ここまでのまとめ

そういうわけで、Permanent Resident Visaを取得するには、Resident Visaを取得する必要があり、このビザを取得するには達成していなくてはならない項目がいくつかあることがわかりました。

年齢に関しては申請時に55歳以下であること、英語については例えばIELTSでOverall 6.5以上を取得する必要があるなどがわかりました。

自分で判断可能な部分はここまでです。

では次のやることを書いていきます。

やったことその2、ポイントを取得できるかの確認

Resident Visaの要件で6ポイント以上取る、と言う部分がありましたが、これは何かというと、ポイントシステムと呼ばれるものです。

私が申請したときは160ポイント以上というようになっていましたが、随分減ったものですね。これは私が申請したときと変わっていないのであれば、申請時の学歴や職歴、年齢や居住地、更には年収なども加味して計算されます。

そしてこのポイントが本当に規定のポイントを満たすかどうか、と言う相談をする相手が認定移民アドバイザーと呼ばれる人たちになります。この他にも移民弁護士と言う人たちもいますが、彼らは高額と言う問題があります。

少し紛らわしいのですが、移民アドバイザー、移民弁護士とは別に後述する移住エージェント、と言う人たちがいます。彼らは移住における生活のサポートや、資格がなくても問題がない範囲でのビザ相談には乗ってくれますが、本職ではないので注意が必要です。

移民アドバイザーにはもちろん日本人の人も数多くいますので、彼らを頼ることでポイントシステムや、英語力の証明なども相談することができます。

私は移住エージェントにポイントの相談をしてから移住を開始したのですが、実際に永住権申請の段になってから移民アドバイザーに相談をしたときに、実際の内部的なルールが適用されることを聞きました。最終的に問題はなかったのですが、例えばワーキングホリデーなどで海外に1年以上滞在しているような場合は注意が必要です。

私は、申請時過去十年に遡って1年以上連続で滞在した国があるかということを聞かれました。ワーキングホリデーでオーストラリアに1年間滞在したのですが、そのさなかに数日だけNZに旅行に言ったので何事もありませんでしたが、これに引っかかった場合はオーストラリアの無犯罪証明も必要になるところでした。

英語に関しては本人がどうにかできるところではありますが、ポイントについては結構難しいところがありますし、割と頻繁に変更が発生する箇所でもありますので、いま大丈夫だからと言っても将来も安泰かというわけではないので注意してください。

私はIELTSでOverall6.5を取得してから移住を開始しました。私がNZに渡った当時は現地企業で1年以上働けば英語力があるという証明に使えたのですが、私が永住権を申請する前にこの要件が代わり、IELTS6.5または同等の学歴が必須、となりました。

これによって英語で苦しんでいた人たちは更に苦しむ結果になったようです。

また、現時点でポイントが足りない、と言う場合もありますが、どのようにすればポイントを達成できるのか、ということも教わることができます。そのため、ここで「そもそも移住は実現可能かどうか」と言う判断をしても良いでしょう。

ただし、制度は頻繁に変わることや、移民局のさじ加減でいろいろなことが置きますので、「絶対に永住権が取れる!」と信じてしまわないようにしましょう。

やったことその3、現地情報の収集

永住権の要件を満たせそうだ、となったら今度は実際に移住をする、ということが現実的になります。

やりましたね!

とはいえ言ったこともないような国にいきなり飛び込めるか、というとそれは家庭によって違うでしょう。

ちなみに我が家はいきなり飛び込みました。

ただ、例えば安全な地域や生活にかかるコスト、子供がいる場合の留学先などの情報は必要だと思います。そこでおすすめなのが移住エージェントの説明会です。

彼らの役割は、NZへの移住から生活の基盤構築までのヘルプになります。探す方法は、Googleなどで「NZ 移住 説明会」で検索すると業者がいくつか出てきます。この中からいくつか選んで参加してみるのがいいでしょう。

この他にも、Facebookのコミュニティを検索して聞いてみる、なども有効かもしれません。

下見はするべきか否か、と言う話も昔は聞きましたが、私は正直言うと、下見にあまり意味を感じていません。

というのも、下見という短期滞在では仕事をすることもできないし住むところも確保できないので、実際に生活するのとは違うからです。

とはいえ、その国の空気感を感じることや、現地の日本人との繋がりを予め作っておく、という点ではいいと思います。

この他にも、政権与党が度の政党なのか、ということも意外と重要だったりします。労働党のときは反移民になり、国民党のときは移民賛成になるという特徴があります。と言っても労働党になったからと言って追い出されてしまうわけではありませんが、永住権の取得がもたついたり、制度が難しい方向に変更される可能性があります。

ここまでやれば大まかなロードマップが作れます

いかがでしたか?永住権を取得するまでの道のりは割とシンプルかもしれませんが、全くわからなかったときに比べたら退部はっきりしたと思います。

とはいえ、じゃぁ実際に移住を開始しようと思った場合の取るべき経路、というのがあります。この経路については移民アドバイザーや移住エージェントと話をすることで大枠が決まっていきます。

今回は永住権を取得すると言う最終段階の話をしましたが、初期段階でやること、というのも実はあります。ですが、これは最終段階がはっきりしないと決めにくいことでもあります。

そういうわけで移住に興味がある方は頑張ってくださいね!

改めていいますが、この記事は私の体験をベースにしたものです。正確、最新の情報は認定移民アドバイザーに確認するか、移民局の公式ホームページを必ず参考してください。

ABOUT ME
tonoccho
50代を目前にした父親であり夫でありプログラマーです。2014年からニュージーランドに在住、ニュージーランドでの暮らしや趣味としてのDIY、写真、家庭菜園、そして仕事でもある技術系の話題を発信しています。