NZ生活

NZの民主主義の使い方、ペティション

この記事で書いていること

Petitionの使い方と使ったときの大まかな流れ

こんにちは、tonocchoです。

私は今、とある件でPetitionをやっていて、昨日とうとうWritten Submissionを終えた。そこでPetitionとは何なのか、そして実際にどうやって進めるのかを書いてみることにする。

Petitionを使うことで議会に今自分が感じている問題を認識してもらい、場合によっては制度を改正してもらえるかもしれない。

Petitionって何?

Petitionというのは日本で言うところの請願のことを言う。

こちらでPetitionを作成し、署名を集め、その後MP(要は政治家)に提出依頼をし、議会に提出してもらう。

大まかな流れ自体は日本の請願と変わらないが、Web上で作成できる点でこちらのほうが便利だと感じている。

Petitionの大まかな流れ

Petitionは、先程のサイトから作成する。作成すると政府側から「これは一体どういうことなのか」という聞き取りがメールベースで行われ、こちらの考えなどを説明する。

政府側が納得したあとで文面を修正し、実際のPetitionとして開始される。

開始されたあと、Petitionerは署名を集めることになる。

署名を集める手段はSNSや口コミがあるが、どうやら地元のMPに相談するとものによってはSNSでシェアして署名を募ってもくれるようだ。これは署名期間が終了してからMPとのやり取りの中で気がついた。

署名については初期設定の期間があるのだが、Petitionerの申出によって期間を変更することもできる。

署名期間が終わったら、今度は地元のMPにPetitionの提出を依頼する。

このときに私は実際にMPとの面談をし、Petitionの説明などをした。その後MPから議会で読み上げたこと、次のステップに進むことが伝えられた。

次のステップに進む、というのは、政府が実際に検討をしてくれる、ということでもあるようで、このときに必要なのがWritten Submissionということだった。これは自分の作成したPetitionが政府に何をしてほしいのか、その根拠は何なのか、ということを文字数無制限で書くことができる。

場合によっては公聴会に呼ばれてビデオチャットで実際に会話する、ということもあるらしい。

もっと政治家を巻き込んでよかったようだ

当然政治家も多忙であるためこちらのことにかかりきりになるわけにも行かないのだが、Petitionをするにあたって、協力を依頼する、ということ自体は何も問題はないようだ。

これが実際に面会をしていたときの様子なのだが、このときに、そのペティテョンに関わる国の仕組みの説明なども教えてもらえるし、とてもフレンドリーに対応してもらえたので良かったと思う。

というか政治家と対話するなんて言うのは初めてのことだったので凄まじく緊張したのだが、やり取りの中でどうやらもっと巻き込んで良さそうだったので、Written Submissionのレビューをお願いしたところ快く受けてくれたので、大変助かった。

Petition利用時の注意

Petitionは個人的な問題から公的な問題へ物事を進めるためにいくつかのルールも存在する。わかりやすい文章や具体的なアクションを提示する、というのが大事だし、攻撃的であってはならない。

おそらくだがこの他にも私的なものはやめたほうがいいだろう。私的な問題の根本が公的な問題になっているのであればその問題を解決するようにPetitionを書く、などだ。

また、署名は多ければ多いほどいいのかと思っていたのだが、どうもそうでもないようだ。私のPetitionは70人くらいの署名だったが、受け付けてもらうことができた。