こんにちは、とのっちょです。
NZで生活する上で避けては通れないのが医療機関です。NZの医療についてかんたんに説明してからおすすめのアプリEmergency Qについて書こうと思います。
NZの医療について
NZでは医療は複数年のWork VISA以上から無料になります。と言っても本当に無料というわけではなくて、医療費が税金から負担されることや、医師とのコンサルテーションフィーという料金が発生します。
基本的な流れとしては、以下のようになります。
- 近所のGPに登録する
- 基本的にはGPで相談をする
- GPでは手に余るような場合はHospitalに行く
GPに登録できるかどうかは持っているビザによって変わります。詳しくは以下のサイトの”Can anyone enrol?”を確認しましょう。
こちらによれば2年以上のワークビザ以上を持っていれば登録することが可能です。
GPに登録できない人はWhitecrossなどの医療サービスを利用することになりますが、単に風邪を引いて行くだけで普通に$200以上かかることもありますから保険には必ず入りましょう。
ちなみにこれ以外にもPrivate sectionという医療機関もありますが、こちらも自費診療になりますので、利用しそうならビザがあっても保険には入ったほうがいいでしょう。
あと、歯科診療は完全自費になります。
いきなりHospitalに行ってもいいの?
たまに聞くんですが、「いきなりHospitalに行ってはならない、必ずGPで紹介をうけなくてはならない」という人がいるようです。一言で言うならばそんなことはありません。
例えば、GPが休みである、営業時間外である、というタイミングで激しく体調が悪くなった場合や、どう考えてもおかしい場合、例えば胸が激しく痛い、吐血した、凄まじい高熱になった、などなどの場合はHospitalに行くことになります。
このときに運転できそうもないなら救急車を呼ぶこともあります。救急車についてもビザによって値段が激しく高くなりますので、注意してください。
ちなみに私はワークビザがあるのに勝手にビジタービザで救急車を呼んだと言われて何百ドルも請求されたことがありますから、請求されても注意してください。このときは確認して数十ドルの支払いで済みました。
ただ、Hospitalに行くと最近は激しく待たされます。特に夕方に行ったら徹夜を覚悟したほうがいいレベルで待たされます。
ひたすら待たせることでとどめをさしに来ているのではと思うことすらあります。
NZの医療に何が起きているの?
ところで実は今NZの医療がかなりピンチだということはご存知でしょうか?
政府でも医療崩壊を認めてしまうくらいに崩壊しています。というのもスタッフがまるで足りておらず、働き手もどんどんと燃え尽きていっているからです。
この問題は今の政権ではなく一つ前のレイバー政権から起きているようなのですが、こちらとしてはいかに病気にならないか、なったとしてもいかに早期で解決するかが重要になります。
先に言ったように医療崩壊が起きているので、いざ重症化したときに病院でなかなか見てもらえない可能性すらあるからです。
病院の待ち時間予測アプリEmergency Q
じゃぁ実際に病院に行ったらどのくらい待たされるのか?治療が終わるまでどのくらいかかるのか?というのを表示するアプリがEmergency Qです。
このアプリに自分の情報を設定して病院情報を表示すると、今から行くことができる医療機関と大まかな待ち時間や価格が表示されます。患者の緊急度などでも変わってくるかもしれませんが、だいたいこんな感じで表示されます。
こんな感じでHospitalが5時間以上かかる、Whitecross系が1時間半以上かかる、というように表示されます。
死にそうな場合は当然緊急で見る
ちなみに、心臓が止まって意識がないとか、そういうほっといたらすぐに死んでしまうような場合は流石にすぐに見てくれます。と言っても医者がそれをどう見るかという問題もありますが・・・
病院についておとなしく待っていると本当に放置されてしまうこともあるようなので、とにかくナースが歩いてきたら大騒ぎするくらいのセルフィッシュさが必要になることがあります。
アプリを使って効率のいい救急医療を受けましょう
そういうわけでNZでは医療崩壊に伴ってHospitalの待ち時間がえげつない状態になっています。と行ってもWhitecrossなどの医療機関が早いかというとそうでもなかったりします。こちらの期間も当然医療崩壊のとばっちりを受けているからです。
ですが、とにかく少しでも早く医療を受けられるようにEmergency Qを入れておくことをおすすめします。