こんにちは、tonocchoです。
ニュージーランドといえばマオリ族と言う原住民がいることは有名ですし、ラグビーチームのオールブラックスが試合前に踊るハカがマオリ族のウォークライであることも知っている人がいると思います。
そんなマオリ族ですが、彼が一体どこから来たのか、など知らないことが多いかと思います。
今回の記事ではマオリ族と呼ばれる人々が一体どこからやってきたのか、ということを書いていきます。ニュージーランドに興味がある方も一歩進んだトリビア的に知っておくと面白いことがあると思います。
マオリ族ってどういう人たち?
マオリ族はニュージーランドの先住民であり、神話の中では海を渡ってやってきたと言われています。彼らの歴史は神話と事実が織り交ぜられたものになっており、その話もなかなか面白いものになっています。
ここではマオリ族がもともと住んでいた「ハワイキ」と言う場所、最初にニュージーランドに到着した「マオリ族探検家のクペ」について軽く説明し、その後どうやってマオリ族がニュージーランドに渡ってきたかについて書いていきます。
マオリ族が住んでいた伝説の場所、ハワイキ
マオリ族の神話によると、マオリ族はもともとハワイキと言う場所に暮らしていたそうです。
ハワイキという言葉はポリネシアの人々にとっては先祖が暮らしていた場所、死んだら魂が帰る場所、として語られており、ポリネシア諸島の他の言語であるハワイ語のハワイや、サモア語のサバイイなどと同じ語源を持つと考えられています。
ポリネシアの国というのは、サモア、トンガ、タヒチ、クック諸島、そしてニュージーランドがありますし、ハワイキと言う考え方はポリネシアに広く共通して伝説が存在しているようです。
ニュージランドの北端に行くと、ケープ・レインガという岬があり、マオリ語ではTe Rerenga Wairuaといいますが、マオリ族の伝承では魂がここからぽ2日わと言う木の根を伝って海へ行き、ハワイキへと旅立つと信じられています。
ケープ・レインガはこちらになります。
ニュージーランドに到着したマオリの探検家、クペ
そんなハワイキを出発して最初にニュージーランドに到着した人は誰でしょうか?
それがマオリ族の探検家であるクペと言う人物です。
伝承によれば、ハワイキの資源不足、人口増加、部族間紛争の問題から新天地を求めてワカと呼ばれるカヌーに乗って妻、家族、乗組員とともに出発しました。
途中テ・ウェカと呼ばれる巨大なタコと戦って買ったりしながら無事ニュージーランドに到着しました。到着した場所はホキアンガ湾と言われています。
ニュージーランドの北島に到着したクペが長く白い雲を目にしたことから、この国を「アオテアロア」と名付けたと言われています。
クペがニュージーランドに到着した時代については諸説ありますが、今から1000年ほど前と言われています。この時期はポリネシアの探検者が様々な土地を見つけていた時期とも一致しているようです。
マオリ族の本格的なニュージーランドへの移住
クペがニュージーランドを発見し、マオリ族は本格的にニュージーランドに移住を開始します。これは大艦隊という伝承に書かれていますが、マオリ族の祖先が七隻のカヌーに乗って星や海流を利用した航海術で渡ってきたようです。
これらのカヌーはマオリの部族や家族ごとに分かれており、ニュージーランドの様々な場所に定住したようです。ちなみにCBDにはアオテアスクエアと言う場所がありますが多分このカヌーの名前から取ったんでしょうね。
ちなみにこの七隻のカヌーの名前や部族については以下のようになっています。
アオテア
アオテア部族、北島西海岸、特にタラナキ地方に定住
アラワ
テ・アラワ部族、ロトルア湖周辺に定住
タイヌイ
タイヌイ部族、ワイカト地方、キングカントリー地方、ワイカト川沿に定住
マタアトゥア
マタアトゥア部族、ベイ・オブ・プレンティ地域に定住
クラハウポ
クラハウポ部族、北島の東海岸や南島の一部地域に定住
ターキティム
ターキティム部族、ホークスベイや南島南部に定住
トコマル
トコマル部族、北島タラナキ地方に定住
つまり、アオテア部族とトコマル部族は割と近所に定住したということになりますし、タイヌイ部族が何気に強そうに見えますね。
そんな感じでマオリ族はニュージーランドに定住するようになった、と言うお話でした。
マオリ族の科学的な起源
マオリ族の神話や伝承をもとにした起源もそれはそれで面白いのですが、科学的にはどのように考えられているのでしょうか。
様々な科学的な研究や言語学的な研究によって少しずつ明らかになってきているようです。
マオリ族は本当はどこから来たのか?
マオリ族はハワイキと呼ばれる場所から来たのですが、じゃぁハワイキは実際にどこなのか、というと、ポリネシアのどこかであると考えられています。
遺伝子や考古学的な証拠はマオリ族はポリネシアから来たと示唆しています。
例えばラピタ文化圏の陶器や公開技術がマオリ族の初期文化と共通しているというのが根拠のようです。
ラピタ文化圏というのは、かつて太平洋地域で栄えた文明だそうで、ポリネシア、メラネシア、ミクロネシアの島々に広がっていたようです。なんとなくジブリアニメを思い出させる言葉ですね!
言語学的なマオリ族の起源
言語学的な分析によれば、マオリ語はポリネシア諸語の一つであり、他の言語と共通の祖先があるようです。
ポリネシア諸語というのはマオリ語の他には、ハワイ語、サモア語、タヒチ語、トンガ語があるようです。
根拠としては、音声体系が似ている、共通の語彙がある、などです。
まとめ
いかがだったでしょうか?マオリ族はニュージーランドの原住民として有名ですが、彼らの歴史とか伝承を少し知るだけで彼らに対する理解度が格段に上がったと思います。
この記事に書かれたことを参考にして彼らの歴史をたどる旅なんかしても面白いかもしれませんね!