NZ移住ガイド

ニュージーランドのイースターを楽しむための注意点|祝日ルールと過ごし方

こんにちは、とのっちょです。

2025年の4月18日から21日までの間、ニュージーランドはイースター期間に入ります。この期間はキリスト教国であるニュージーランドにとってはかなり特別な祝日であり、日本人からすると意外なルールがありますので、ここに書いてみようと思います。

特に注意すべきはお店が閉まるので買い物はお早めに!です。

イースターって何?

日本ではあまり馴染みのないイースターですが、イースターエッグというのが割と日本では有名な言葉かもしれません。まずはイースターについて軽く説明します。

キリスト教における復活祭がイースター

キリスト教においては、イエス・キリストは十字架で処刑された後三日目に復活したと言われています。マタイによる福音書、マルコによる福音書、ルカによる福音書、ヨハネによる福音書などに書かれています。

このエピソードはキリスト教において大変重要な奇跡が起きた日であり、これがあるからこそキリスト教は信仰されていると行ってもいいでしょう。

イースターのざっくりとした歴史

イースターはキリスト教徒はキリストの復活を祝うために始めましたが、イースターと言う名称はゲルマン神話の春の女神であるエオストレに由来するという説があります。

また、ユダヤ教の過越の祭りとも関連があるとされており、古代の様々な祝祭が融合しつつ発展してきたと言う歴史があるようです。

イースターのシンボル卵、うさぎ、赤と青

イースターというと何を思い浮かべるでしょうか?イースターには4つの象徴があります。これらの意味を知っておくとイースターをより深く楽しめるかもしれません。

  1. 卵:生命の誕生や復活の象徴、キリストの復活と結び付けられており、死から新しい命へとつながる希望のシンボルとされています。
  2. うさぎ:反映や豊穣の象徴、うさぎは子供をたくさん産みますし、春のおとずれとともに出てくることから新しい命の誕生を象徴しています。
  3. 赤:キリストの犠牲と復活の象徴、キリストが十字架で流した血を表しており、信仰の強さや救済の意味を持ちます。
  4. 青:平和や希望を象徴する意図、キリスト教では聖母マリアの色ともされています。

イースターにまつわる日の名前

イースター自体ニュージーランドでは金曜日に始まって月曜日に終わる4日間のものになっていますが、実は関連する日について名前がつけられています。

  • パーム・サンデー(Palm Sunday):イースター前の日曜日。イエス・キリストがエルサレムに入城したことを記念する日。
  • ホーリー・マンデー(Holy Monday):イースター前の月曜日。イエスが神殿を清めた出来事に関連。
  • ホーリー・チューズデー(Holy Tuesday):イースター前の火曜日。イエスが弟子たちに教えを説いた日。
  • ホーリー・ウェンズデー(Holy Wednesday):イースター前の水曜日。ユダの裏切りが始まったとされる日。
  • マウンディ・サーズデー(Maundy Thursday):イースター前の木曜日。最後の晩餐が行われた日。
  • グッド・フライデー(Good Friday):イースター前の金曜日。イエスが十字架にかけられた日。
  • ホーリー・サタデー(Holy Saturday):イースター前の土曜日。イエスが墓に葬られた日。
  • イースター・サンデー(Easter Sunday):イエス・キリストが復活した日。イースターの中心となる祝日。
  • イースター・マンデー(Easter Monday):イースター翌日の月曜日。一部の国では祝日として扱われる。

というように実はイースターの前の週から色々と名前が就いているようです。知らなかった・・・

グッドフライデーの二日後にイースターサンデーが来るのはなんで?

ここまで読んだときに、グッドフライデーの2日後がイースターサンデー?三日目に復活したと行っているのに?と思うかもしれません。

これはユダヤ式の日数の数え方の性だそうです。

一応言っておきますが、イエス・キリストはユダヤ人ですし、聖書もあのへんで書かれています。

ユダヤ式の日数の数え方は当日を一日目とするんだそうです。そのため二日後のイースターサンデーが三日目になるということだそうです。

イースターとニュージーランドの制度について

そんなイースターですが、特に初心者には注意が必要な期間でもあります。というのも、イースター期間中はほとんどのお店が閉まってしまうからです。

買い物は事前に済ませておくこと

特に注意が必要なのは、イースター期間中はほとんどのお店が閉まってしまうことです。これはじつはNZの法律に定められています。

こちらの記事には法律上お店をしめなくてはならない日が定められており、その中にGood FridayとEaster Sundayが記載されています。つまり、2025年で言うなら4月18日と4月20日が買い物に行けない日になります。

そのため、4月17日などは結構お店が混みますので、保存の聞くものは早めに買っておきましょう。

とはいえ一切のお店がしまってしまうというわけではなく、観光地のお店などは回転が許可されています。ですが、祝日用金になることもあるようで、普段より値段が高くなる可能性があります。

イースター期間中はとにかく早めにお買い物を済ませるようにしましょう!

お酒の販売が禁止される…けど将来はわからない

お酒の販売も禁止になっているようなのですが、ルールとしては結構複雑なようです。先日労働党の議員が、お酒の販売を可能にしよう、と言う議題を提出したようです。

イースターの楽しみ方

それでは実際にイースタになったら何をするのでしょうか?いくつか紹介します。

イースターの食べ物

イースター期間中に食べるものもあります。

  • ラム肉
  • ホットクロスバンズ
  • シムネルケーキ
  • マギリッツァ
  • イースターエッグ
  • イースターバニー型のパンやお菓子
  • キャロットケーキ

といったものがあるようです。キリスト教の宗派によってはイースター前に断食を行ってからこれらの食事を取るので、特別な料理を食べるようですね。

後食べ物はカラフルになるようです。

イースター期間中の遊び

イースター期間中には特別な遊びやアクティビティがあります。

  • エッグハント:卵の中にお菓子や小さなプレゼントを入れた卵を探すゲーム
  • エッグレース:スプーンの上に卵を載せて落とさないようにゴールを目指すレース
  • エッグロール:丘の上から卵を転がして誰の卵が一番遠くまで転がるか競う遊びで、アメリカのホワイトハウスでやっているそうです
  • ウォーターバルーンエッグトス:水風船を卵に見立ててペアでキャッチ&パスを繰り返すゲームです。最後まで割れなかったチームの勝ち
  • ジャンピングバニーレース:麻袋に入ってジャンプしてゴールを目指すポテトサックレースとよく似たゲームです。
  • エッグペイント:卵にカラフルなペイントを施してイースターエッグを作るクラフト遊びです
  • イースターボネットづくり:ボネット帽子に春らしい飾りをつけて楽しむクラフトです。

エッグロールはホワイトハウスでもやっていると聞いたので調べたらありました。

予想を遥かに超えるガチイベントだった・・・てっきりホワイトハウス職員がおふざけでやってるのかと思いきや・・・

NZではどんなイベントがあるの?

それでは一方ニュージーランドではどんなイベントがあるのでしょうか?

イースターショー(オークランド)

移動式の遊園地などが来るようです。場所はオークランドショーグラウンド

クライストチャーチイースターショー(クライストチャーチ)

こちらは遊園地など履きませんが、ライブミュージックやカンフーデモンストレーション(なんでw?)などがあるそうです。

他にもたくさんの催しがあるようなので、探していってみるといいでしょう。ただ、当日は混雑する可能性が高いので、できるだけ電車やバスで行くほうがいいかもしれません。

まとめ

この記事を読んだことでイースタの概要や基本的な過ごし方、買い物の注意点がおわかりいただけたと思います。

もう十年以上住んでいる私も毎年「あれ、お店いつ閉まるんだっけ?」となっていますから、ワーホリや留学、はたまた移住を開始したばかりの人々は余計に混乱するかもしれません。

特にお買い物には注意していただき、イベントを探して行ってみてはいかがでしょうか?

 

ABOUT ME
tonoccho
50代を目前にした父親であり夫でありプログラマーです。2014年からニュージーランドに在住、ニュージーランドでの暮らしや趣味としてのDIY、写真、家庭菜園、そして仕事でもある技術系の話題を発信しています。
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