NZ生活

NZで性犯罪に巻き込まれたときの対応について

こんにちは、とのっちょです。

NZにワーホリや留学で来る方というのは毎年結構な数いるようで、地球の反対側の国に期待に胸を膨らませて来られる方も多いかと思います。

そんな気分に水を指すかもしれないのですが、今回は「万が一犯罪に巻き込まれた場合にどうするか」という話を書こうと思います。

NZの犯罪は軽めのものが結構多い

NZは割と牧歌的で平和な国、というイメージがあるかもしれないのですが、重大な犯罪は比較的少ないようですが、ひったくりなどのいわゆる「軽めの犯罪」というのは結構多いです。

特にここ数年はラムレイドという車で店に突っ込んで商品を強奪して逃走するスタイルの犯罪がかなり増えています。

このような犯罪に巻き込まれてしまったら間違いなく警察を頼ることになるんですが、そうじゃなくてどうにも判断に困る犯罪というのもあります。

今回は、「盗撮」という性犯罪にもしあってしまったらどうすればいいか、という体で書いていこうと思います。というのもこの辺になると通報などの判断に迷うかもしれないからです。

実際にこちらの警察の方と話したときに、「犯罪にあった時に適切な対応ができていれば捜査のスピードも相当早くなります」と言われました。なので、この辺は共有しておくべきだと思いました。

ワーホリや留学生は犯罪に狙われやすい?

まず気になるのはワーホリや留学生というのは犯罪に狙われやすいか、という点ですが、個人的な感想を言うならば狙われやすいと思っています。

いかに理由を軽く書いてみます。

  • お金も時間もVISAもないので揉めている暇がない
  • そもそもそれがどの程度重大な犯罪かの判断が難しい
  • 犯罪にあったときの問い合わせ先などがわからない
  • 言葉や文化の壁で通報に尻込みしてしまう
  • ホストファミリーが信用できるかがわからない

このあたりでしょうか。

実際に掲示板でホームステイを募集し、住まわせたあとでトラブルになり、開き直ると言うホストファミリーの噂も結構耳にしています。

盗撮で気をつけるべきポイントは見慣れないもの

例えばホームステイ先の自室やお風呂、トイレなどに見慣れないものがあった場合は警戒してください。

カメラやマイクが仕込まれている場合があります。自室に見慣れないぬいぐるみがある、お風呂に普段は置かれていない清掃用品がある、などは要注意です。

その場合は中身を確認してください。

おそらくこの辺は日本と大差ないかと思います。

また日本人家庭だから、普通に家族で生活しているから、と言っても安心とは限りません。

盗撮機器を万が一見つけてしまった場合

もしも万が一盗撮や盗聴の機器を見つけてしまった場合、とても恐ろしいと思いますが、一つだけ守ってほしいのは「その証拠は何が何でも保持する」です。絶対に持ち主に返さないでください。

本人がいくら罪を認めようと、自白しようと、結局決定的な証拠がないと警察は捜査が難しくなるようです。また、返してしまった証拠を犯人が隠滅してしまうなんて言うこともあります。

証拠隠滅はNZでも重い罪に問われますが、それでもやる人はいるようですし、証拠隠滅をしてすっとぼけるなどされてしまうと更に事態がややこしくなります。

警察への通報111? 105?→111一択

NZ警察では2つの通報番号があり、一つは111、もう一つは105です。

111は緊急通報で、105はそうでもない通報ですが、我々日本人にとって判断がとても難しい話になります。特にこういった盗撮被害なんかの場合は果たして緊急で警察を呼ぶ必要があるのか、となりますよね?

もうすでに書いてしまっていますが、証拠があり、まさに盗撮が実行され、そして犯人か犯人に心当たりのある人が目の前にいます、111一択です。111に電話をしてすぐに警察に来てもらってください。

なんて言えばいいか?

“Please help me, I have found a hidden camera in the bath room, the address is …”

でいいでしょう。とにかく警察が事件を認識し、証拠を手に入れる、と言うこの2ステップが重要です。

避難はどうすれば?

そんな犯罪をする家なんて一秒だっていたくないですよね?私もそう思います、早く逃げ出しましょう、と言ってもその家を出たとして一体どこに行けば?と言う問題があります。

ワーホリや学生さんの最大の弱点は「今いる滞在先を出たら行く先がない」です。急にホテルに泊まれるかもわかりません。大荷物で移動するのも怖いかもしれません。

まず率直に来てくれた警察にしばらく警察署にいさせてほしい、とか、行く先がない、助けてほしい、ということを言っていいと思います。次に、信用できる友人がいれば彼らを頼ってもいいでしょう。

もし問い合わせる先がないような場合は、Facebookなどのコミュニティに投稿するのもいいと思います。

例えばこのようなコミュニティです。おそらく怖くて英語どころじゃないかもしれませんので、日本語で問い合わせできるコミュニティにいくつか参加しておく、現地の日本人とつながっておくというのがいいと思います。

女性の場合はWomen’s Refugeと言うサイトもあります。

ここで探してもらうのも手かもしれません。

まとめ

そういうわけでいかがでしたか?万が一犯罪に巻き込まれてしまうというのはNZでの生活自体が台無しになりかねないトラブルですが、万が一巻き込まれたら初動として以下のことを守ってください。

  1. 証拠は絶対に持ち主に返さない
  2. 警察には111で来てもらう
  3. 避難について警察に助けを乞う、だめなら友人やコミュニティに保護を依頼する